羊の味は
その生き物の死を間近に感じることが必要だと思う。
1月26日、知り合いが飼っているオスの羊2頭が私たちに命を捧げてくれた。
昨年の春に産まれたその2頭、他の羊たちよりも多くの餌をもらい、
私たちに食べられるために、肥育をされてきた。
その羊の最期の声を聞けば、かわいそうだと思うし、
その羊の目を見れば、死んで欲しくないと思う。
でも、私たちは他の生き物たちの命がなければ生きていけない。
だからその命は、大事にいただく。
そして、命の上に成り立つ「命」を大切にする。
そんな私からのメッセージを子どもたちには感じて成長していって欲しい。
これからも、たくさんの命に触れ、たくさんの経験を一緒にして行こう。
1月27日、羊の解体作業。15キロほどある半身が2つ。
部位ごとに切り分ける。
思ったより大変な作業ではなかった。
糸鋸であばら骨を切りチャップとスペアリブに切り分けるのは、包丁の向きや入れ具合ですんなりと切り分けられて、おもしろいと感じるほどだった。
作業終盤になると、やはり体のあちこちに無駄な力が入っていたのだろう、
ひざの裏やら、背筋から脇にかけてやら、あちこちが痛くなった。
その日のメインメニューは「フィレ肉のお刺身」。
きれいに切り出したフィレを氷点下12度以下の屋外へ置き、表面を凍らせて、
おろししょうがと大葉の千切りと醤油でいただく。
何と言う美味しさ。羊と言われなければきっと分からない。
羊くささが全くなく、ほんのり甘みのある柔らかい肉。
その命、だいじにおいしくいただきました。
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